OUT


――プシュウゥウ!!!!



永遠の肩から、血が噴きでた。


弾が一発当たったのだ…。


「ぅ…あぁあ!!!!!」


初めて感じる激痛に、永遠は苦しそうな声をあげた。



――肩が痛い。


肩だけが、とても痛い。


肩………


―――――あれ…?



「………え…」

永遠はゆっくりと目を開けた。


おかしい。


確実に銃声は三発以上鳴ったのに…


間近で撃たれたのに…


何故一発しか喰らってない?


「……………え?」


ゆっくり、前を向いた。



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