OUT
「かっこつけやがって!!!クソガキの分際で!!!」
海谷は何回も何回も穴のあいた千草の背中を踏ん付けた。
「国民を守った!!?馬鹿めが!!!あれは暇つぶしにやったゲームの駒だ!!!国民じゃないんだよ!!ははははは!!!かっこつけんじゃねぇ!!!」
本当はこの将軍ぶったこいつを殴ってやりたい。
殺したい…
…けど……
「……ありが…とうございました…海谷将軍……」
その瞬間、海谷は千草の背中から離れた。
「………へ?」
「…いままで…1番…私の…面倒みて……くれてた…」
本当に最後だから…
言いますね?
どんなに汚い人間でも
私を憧れの軍人にならしてくれた
貴方に感謝してます。