OUT

「…深美!!!」


涙がとめどなく流れ落ちる。


「なに泣いてんだばぁーか!俺はエジソンより偉い人間だぞ？そんな簡単に死ぬかよ？」


真理和は深美にしがみつくと、大声で泣いた。


「深美ぅう!!あぁああん!!!」


深美は真理和の頭を撫でると、言った。



「泣くなよ？馬鹿真理和……そんなに弱虫だから、コピーのﾜﾙｲｰｼﾞに負けるんだ。」




久しぶりに聞く…深美の声。

涙が止まらない。



「…ゴメンなぁ…深美ゴメン…だから…もう離れないでくれよ…」



真理和は必死に頼んだ。



離れないで



置いていかないで



お願い……



夢なら覚めないでくれよ