OUT
しばらく黙っていると、窓から太陽の光が入ってきた。
「永遠」
真理和が寝ている永遠を揺さぶった。
「…もぅ…夜が明けたみたいだぞ…」
腹部な鈍く痛んだ部分をを押さえ、軽く永遠を揺さぶる。
だが、永遠は深く眠っているみたいで、起きなかった。
「…よっぽど…つかれ…てんだな…」
真理和はそう呟くと、ゆっくりと立ち上がった。
「…………!」
その時。
真理和はポケットに入っている何かに気付き、それを出した。
「…………ぁ」
手の平にあるのは、ボールペンと、クシャクシャになった紙切れ…
ゲームの時に使った…メモの切りはしだった。
「………」
真理和は永遠を横見すると、そのボールペンを握った。
しばらくして、真理和は小さいドアを開け、部屋の外に出ていった。