OUT
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あれから2時間くらい経った頃…



永遠の肩や腕の傷は綺麗に手当てされて、病室からやっと出れた。



「…………」



廊下にあるベンチに座ると、呆然と辺りを見回した。


そして、辺りをじっくりと見回した。


人が行ったり来たり、忙しそうに働いている。



人の命を救う為に汗を流して、


毎日

毎日


一生懸命がんばっている。



改めて考えると、医師は本当に凄いな…と思った。



――カサ…



その時、手に少し触れたポケットの中に、違和感を感じ、永遠はそのまま手をつっこんだ。



「………あ」




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