OUT
親友
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…
「真理和―――!!!!真理和ぉお!!!」
深美は光のない暗闇の中、必死に真理和の名前を叫んでいた。
穴に入ってから、結構時間が経っているのに、真理和の姿が見つからない。
不安が、募る。
―倒れていないだろうか?
―血はでていないだろうか?
真理和は大丈夫なのか?
深美は必死に真理和の姿を、暗闇に慣れない目で探した。
――…無事でいてくれ……
深美は、真理和と最初に会った日を頭に思い浮かべた。