未知の世界
「じゃあ改めて乾杯!」

こうなりゃヤケクソだ。

「直哉、彼女写真より可愛いじゃない!」

「そんなことないですよ…!未夢さんのお話しは直哉くんから聞いていました。お会いできて嬉しいです。」

「いやいや、そんな…。」

本心なのか?

私はなんて嫌な女だろう…。

浮気をさせてしまった後悔で胸が痛い。

たった一回の過ちでも許されない。

彼女は何にも気付いていない。

気付かないほうが幸せだ。
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