未知の世界
いつもの呑み場所へ着いた。

「いらっしゃい!」

「生2つね!」

「あいよ!」

まずはビールで乾杯。

落ち着いた途端、舞が話を切り出した。

「で、あれから直哉くんから連絡は?」

「…ない。」

「そっ。良かったじゃん。」

「…複雑な気分。」

一気に飲み干した。

「おかわり!」

「あいよ!」

「ペース早くない?」

「大丈夫!帰り送ってね。」

舞はため息をついた。

「いらっしゃい!」

「二人ね。」

「あいよ!」
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