きっと恋、これは恋。
第五章 カップルのお悩み
楽しそうだね
___sideひなた
「ふふっ」
私は、
先程あったことを思い出してはニヤニヤする
という意味不明な気持ち悪い行為を繰り返していた。
『俺の彼女になってください』
…ずっとリピートされ続ける、
さっきの修平の言葉。
嬉しくて、なんだか夢みたいだ。
今日の私はなぜか大胆だった。
"好きだよ"
今までずっと言えなかったはずの言葉が
当たり前のように言えたのだから。
あと、今日の修平はいつもとは違った。
いつもは私の反応をからかって、
余裕そうにしていたのに。
私が告白したとき、修平は顔を赤くして
嬉しそうな表情をしていたんだ。
その一つ一つが可愛くて、
かっこよくて、
…大好きだって、思える。