きっと恋、これは恋。
これ、絶対怒られるやつ
トントントン
誰もいない、屋上までの階段に、
私たち二人の足音が妙に響く。
そして、最上階についた。
ガシャン
私は、屋上へと続く重たい扉を開けた。
「それで??」
そう言ったのは、あとから入ってきた千穂。
「えっと…それが…」
私が昨日のことを話そうとしたとき。
…思い出してしまったのだ。
修平の存在に。
…これ、千穂に言ったら絶対怒られる…!!
私の長年をかけて培われてきた対修平の危険レーダーが警報を鳴らした。
そうして、なかなか言えずにいると。
「…はやく言ってよ。」
呆れたようにして千穂が私に言う。
…もう、なんて言われるかなんてしらない!!
私は、千穂に昨日のことを言うと決めた。
…あとのことの覚悟は、できてる。