きっと恋、これは恋。
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ピピッピピッピピッピピピピピピピ
私は、朝早くから部屋に鳴り響く目覚まし時計の音で目覚めた。
ピピピピピピピピ
目が覚めてもなお聞こえ続けるそれにイライラし始める。
目覚まし時計まで、足を伸ばせばギリギリ届くか届かないか。
…起き上がることすらをめんどくさがる私は、
足を伸ばして音の鳴るそれを止めようとした。
「んんー
あと、ちょっと…」
あと数ミリが届かずに、身体を少しだけ動かしたその時だった。
ピピピ___
「やっと止まった…
って、うわあぁぁ!!!!!」
ガタタッ
ピタリと音が止むのと同時に、
私の身体はベッドから落下した。