きっと恋、これは恋。
うんうん。
あのマンションに住んでる同じ学校の人なんて別に少なくないじゃんね。
「で、その男の子の名前が…」
ピーンポーン
お母さんがちょうど名前を言おうとしたとき
家のインターフォンが鳴った。
この時間に鳴るのは珍しかった。
毎朝くるのは修平だが、
修平が来る時間はもう少し遅い。
不思議に思いながらガチャリとドアを開け、
扉の向こう側にいたのは…
「…佐久間、君??」
「おはようございます!!
ひなた先輩!!!!」
可愛い私の後輩君。
佐久間 弘人くんでした。