きっと恋、これは恋。
「…は?」
ドッと冷や汗かなにかが出てくる。
インターフォンを鳴らしたのは、もちろん修平。
は?とかいつもよりも低い声、怖い顔で言っていたのももちろん修平。
今、私のことを睨み付けている人物も、
もちろん…
「ひなた」
ビクッと肩が震える。
なんだか嫌な予感しかしない。
というか既に修平くんおこだよ。
超怖いよ。
「な、なんでしょうか…」
声を震わせながら顔を下に向けた。
「…これ、どういうことだか説明してくれる?」
そういった修平の声は、
怒りやら焦りやら、さらには動揺やらで
かすかに震えているのが私でも分かった。
「これは…「僕が、引っ越してきました!!」
私が事情を話そうとすると、
それより先に佐久間君が話始めた。