きっと恋、これは恋。
一通り話終えて、
私はあることを思い出す。
「ねぇ、千穂。」
千穂は今度はなんだよと言いたげな表情で私を見つめた。
…そんなに怖いかおしないでよ…。
「…修平が、朝なにもしなかったのって
なんか理由があったりしたのかな…?」
すると千穂は少しだけ考えるようにしてこう答えた。
「んー
理由とかじゃなくても、
ずっと幼馴染みでやってきたとこから変えるのは、
やっぱり難しいとかじゃない?」
そういうもの、なのかな。
私だけが疑問を残したまま、
授業開始のチャイムは鳴る。
私はとりあえず、
席についた。
これが今日の最後の授業だし、
私は修平の家に行って何をするかを考えていた。
今日は確か、
修平も部活がないはず。
とりあえず、
授業が終わったら修平の教室にいこう。
そう。
心の優しすぎる私は、
修平くんをお迎えにいってあげるのです。