きっと恋、これは恋。



「じゃ、ここで。」


「うん。明日ね!!」





私と千穂は、家の方向が違うのでここで別れることになる。





「あっ」



私は思い立ったように声を出した。





そして、千穂を呼び止める。




「千穂ー!!」





背を向けて歩いていた千穂は、

私の声に反応して振り返った。





「修平とのこと、ありがとー!!」






千穂は微笑んで、私に向かって手を振る。





「おぅ!!また明日ー!!」






私も手を振り、
自分の家へと歩きだす。








そのとき。




「ひなた!!」






後ろから、私を呼ぶ声が聞こえた。




< 187 / 269 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop