きっと恋、これは恋。

作戦会議




自分からやってくせに、
思わず照れてしまう。




修平はそれに突っ込むようにしていった。





「照れるなら言うなよ…。


 可愛いけど、
 それ、他のやつに見せんなよ?」







"可愛い"



その言葉、修平に言われるのが嬉しい。

修平に言われるから、もっと嬉しくなる。








修平と歩く道は、時間がすぎるのがとても早い。


気づくともう家の前に着いていた。







それでも、私たちはお互いの家に入ることはなく、
修平の家の前で止まる。






「寒いね…」





私の言葉に修平はこう言った。




「うち入るか。」






今までは当たり前に入っていた修平の家。



付き合いはじめてからは初めて。




修平のお母さんには付き合ってること言ったらしいけど、

それでも少しだけ緊張してしまう。





そんな私に気づいたのか、
修平はこう言った。






「大丈夫。いつも通り!!」





< 189 / 269 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop