きっと恋、これは恋。



「は、はい…!!」





私は言い切った。





「そっか…

 うちの息子は頼んだ!!」





修平のお母さんはそう言った。





な、なにその

"もうすぐ結婚します"

って言いに来たときの返事のような…







そして、修平ママは修平にもこう言う。





「ひなたちゃんいじめたりしちゃダメだからね!!」





「言われなくても。」






修平がそういうと、

手をくいっと引っ張られた。





修平が、手を繋いでくれていた。





「なぁひなた」





急に名前を呼ばれてドキリとする。





「俺って、ひなたのこと傷つけたりしてないかな」




私はその言葉に、慌てて首を横に振る。





「そんなわけないじゃん!!

 修平と、こうやって手を繋いだりしてるだけでも、
 めっちゃ幸せだよ!!」




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