きっと恋、これは恋。



「違うよ!!」




今まで意識してこなかったところ。



私たちはもう幼馴染みだけの関係じゃ無くなったんだ。




…いつかは、そういうことする日もあるのかな。




そう考えると、急に恥ずかしくなってくる。





「なんか、話あるんじゃないの??」







私が考えていると、

修平にそう言われた。





そういえば、修平を呼び止めたのは私。



千穂のことを話そうと思っていたんだ。






千穂と浅井のことは、
他のクラスでも知っている人がいるけれど、

私の幼馴染みという接点もあってか、
修平と千穂が話しているところはたまに見かける。



だから、もちろん千穂の好きな人のことも知っているのだ。






「千穂のことなんだけどね!!」






私は、そう前置きをして話始めた。





_________________




話したのは、千穂が浅井に告白しようと思っていること。



私たちで、協力してあげられることはないかって、

そう言った。





すると、返ってきたのは意外な言葉だった。




「俺がこないだ平井と帰ったときも、

 "浅井とどーなの?"

 って聞いたら、

 "告白は、そろそろしたい"

 っていってたな。」



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