きっと恋、これは恋。
そんな言葉にもいちいち照れてしまう私に、
修平が言う。
「ひなたが照れると、俺も恥ずかしくなるから…」
そんなこと行ってる修平が可愛く思えて、
クスッと笑ってしまう。
「風邪引くから早く帰れ!!」
「はーい」
私が家の扉の前に立つと、修平は手を振った。
「バイバイ!!明日ね。」
私がそう言うと、
修平は微笑んだ。
「また、明日。」
ガチャン
結局、家の中に入るところを見るまで、
修平は家に戻らなかった。
つい、愛されてるなぁ、なんて感じてしまう。
しかし、浮かれる前にすることがあるのだ。
「そーだ。千穂に電話しなきゃ…!!」
私は急いで部屋着に着替え、
自分の部屋へと向かった。