きっと恋、これは恋。
やっぱりそう思う?
はい。
こんにちは。丸山ひなたです。
えーっと
この状況、誰かどうにかしてほしいよ。
本当は、自己紹介なんてしている暇は無いんだ。
タスケテ…
______遡ること、約10分前
私はどうにも、嘘がつけない性分だ。
誤魔化すのが下手だし、
なにより嘘をつこうという考えをあまりもたない。
だから、今のこの状況。
「しゅ、修平…」
私は恐る恐る口を開く。
今日、千穂に告白のことをいってしまった件について、
私は修平に話そうとしているところだ。
「なに?」
「あのね、じつは…」
…話始める前まで、
いつも通りだった修平くん。
私の気のせいならばそれでいいのだが、
どうにもそうではない。
修平の顔に、怒り…
というか、苛立ちの様子が見え始めてきた。
「…っていうことだけど。…修平??」
全て話終わり、修平の方を見ると、
なぜだか黙ったままなにも話そうとしていない。
私からしたら、
それはとても怖いもので。
なにをかんがえているのかが、
全く分からない。