きっと恋、これは恋。

きっと恋、これは恋。




「おーい、ひなた!!」




少しすると、遠くから千穂の声が聞こえてきた。





どうやらアトラクションが終わったようだ。





「俺らも行こっか。」




修平が手を差し出してくる。



私はその手をしっかりと握り、
浅井と千穂の元へ走り出した。







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「ふー。楽しんだー!!」





時刻は18時。


閉園時間も近くなり、
浅井を除いた全員がもうクタクタ。




有り余る体力でいろんなところへ駆け回っていった浅井を追いかけるのにみんなが必死になり、

あまり体力のない私は途中からは楽しむ余裕すらなくなっていた。





「なんで浅井はそんなに元気なわけ?」





修平がそう聞くと、

浅井はけろっとした様子で答える。





「楽しいからに決まってんじゃん!!」




あ、それと。




さらに付け加えるようにして、千穂を見つめながらいう。





「千穂がいるから、嬉しい!!」





それには千穂も顔を赤くしている。





浅井もなかなかやるな……。




自分が修平にそんなことやられたらと考えると、私もキュンとしてしまう。





…まぁ、修平がこんなに元気よくあんなこと言うわけは無いんだけど。





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