きっと恋、これは恋。
それぞれが楽しんだところで、
遊園地の閉園を知らせる放送が入った。
『間もなく閉園のお時間です__』
「じゃあ、帰ろっか。」
私は全員に向けてそう言う。
「じゃ、また学校で。」
「うん、バイバイ!!」
そこからは、浅井と千穂とは別れて、
修平と二人きりで帰る。
ガタンゴトン
揺れる電車の中で、私はこんなことを呟いた。
「今度は二人きりで遊びたいね」
すると修平がこう言う。
「今から行きたいところあるんだけど、
大丈夫?」
時間はまだそれほど遅くないし、
どこにいくのかが気になって、私はそれに頷いた。
「大丈夫だよ。
…どこ行くの?」
しかし、修平は
「着いてからのお楽しみ」
と勿体ぶって教えてくれなかった。
どこに行くんだろうな…