きっと恋、これは恋。
電車にいる間、
私は夢を見た。
この先、いろんなことに向かっていって
助け合っていく、
私と修平の未来。
私たちは、これからどうなるんだろうな…
夢の中で、考える。
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「ん…ふぁぁ…おはよ…」
まだしっかりと開くことの出来ていない目を擦りながら、
そんな声を出した。
しかし、隣の修平は私の肩に寄りかかりながら寝てしまっていた。
「寝顔、可愛い」
一人でそんなことを呟きながら、
修平の寝顔を見つめる。
長い睫毛
さらさらの髪の毛
きりっとした目
筋の通った高めの鼻
薄くて溶けそうな唇
若干赤みを帯びた頬
すべてが愛しくて、尊いような気もする。
ふわっと髪を撫でてみると、
修平は少しだけ目を開けた。
「ごめん!!起こしちゃった!?」
まだ電車の中だから、なるべく小声で話す。
「大丈夫。
…って、駅ここだよ!?」
「嘘!!いや、ほんとだ!!」
私たちは慌てて電車を降りた。
…気づかなかったら、もっと遠くまで行ってしまうところだったと安心する。