きっと恋、これは恋。




なぜだろう。


思わず改めて考え直してしまう。





私は悪いこと…したよね。



でも、どうにも納得出来ないのが



…私の幼馴染みが、私に馬乗りになっているってこと。




修平に文句言われると思って今までずっと黙ってきているが、


…正直、告白のことだってまだ半信半疑のままだ。





もしかしたらドッキリなのかもって、
いつも思ってる。



それと同時に、
…これが、本当ならどうだろうって
心の奥底で考えてる私もいる。





いつだって修平は私をからかってきた。


こういう回りくどいドッキリも、
何度も仕掛けられたことがある。



それだけに、

はい、そうですか。

って流すことが出来なければ

私の気持ち…聞いてくれる?

なんていう甘ったるい展開にもっていかれることもないのだ。





今は、まだ信じきれない。


私は修平を疑うようにして見つめる。





いくらカッコいい修平にだって、
もう騙されるもんか……!!




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