きっと恋、これは恋。
「修平」
私はさっきの夢の中で思ったことを口にしてみた
「私たちの未来って、どんな風になるのかな」
修平は遠くを見つめながら、
少し考えるようにした後こう言った。
「それは、この先考えていけばいいだろ」
修平らしい回答に、思わず笑いそうになる。
「ひなたは?」
質問返しに多少焦るが、
この答えは確かなものだと思う。
「ずっと、修平と一緒にいたい。」
隣からはなんの反応もなく、
なにか悪いことでも言ったかと思い不安が襲う。
でも、それはすぐに消えていった。
「俺も」
そう、修平が言ったのが聞こえたから。