きっと恋、これは恋。
倒されてるのは、修平んちのベッドの上。
はたから見たらおかしいかもしれないこの状況にも私は動じない。
そんな状況でも、私は笑うのを堪えるのに必死だった。
そろそろ諦めればいいのに、
修平のやつも強情だ。
私にはそんなイケメン攻撃、通じない。
そう、すでに全てを察しているから。
それから、しばらく沈黙のときが続いた。
そんなとき
「ねぇ」
修平が私に話しかける。
くるか…??
"実はドッキリでした!!"
のくだり。
しかし、こちらに向けられた言葉は、
まったく予想もしていないものだった。
「ひなたは、襲われてもいいんだね?」
…よく、意味が分からない。
いいわけないよ。
いいわけ、ないけど…
修平が私にさらに近づいてくるのが分かる。
これから何が起こるのか、
今一体何が起こっているのか。
私には全く分からない。
修平の言葉に呆気にとられていると、
真上から声が聞こえた。
「ばーか」
私がその言葉に反応しようとしたとき、
……私の唇はすでに奪われていた。