きっと恋、これは恋。



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放課後になり、

僕は荷物をまとめて屋上へと足を運んだ。




本当に告白かどうか、

本人がいるかどうかも分からないけれど

呼び出しと言ったら告白しか思い付かなくて。




今までだって、

全部そうだった。




あの紙切れの筆跡も、

どう考えても女子のものだったし。








ガシャン





屋上の扉を開けると、

冷たい風が吹いてきた。




それもそうだ。


今は2月の中旬。



寒くないはずがない。



僕は自分で防寒具を持ってこなかったことを激しく後悔した。







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