きっと恋、これは恋。



私はいつの間にか携帯をとりだしている。



一瞬躊躇おうとしないこともなかったが、

その判断は1秒ですませる。




そして





「カシャッ」




携帯のシャッター音が鳴る。




私は人間国宝(仮)の可愛い修平を画面のなかにおさめた。



やばいよ……

これ、絶対私より可愛いって。



見れば見るほどそれは可愛い。



イケメンで可愛いとか、
本当にこいつはなんなんだろう。


神が修平に与えたのは、
二物どころではない。

きっと、三…いや、もっとかもしれない。




ていうか、これ絶対女装とかしても可愛いんじゃ…



そう私が妄想を膨らませている真中、





「そういうのしたら、

 どうなるか分かってる…??」






私が振り向いたときにはもう遅い。


さっきまでの可愛らしいあいつは影も形もなくて


驚きの豹変振り


すばらしい


褒めてやろう!!!








……とかいってる場合ではないかも




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