きっと恋、これは恋。
…て、どういうことだ??
私が不思議に思って考えていると、
修平が言う。
「お前は分かんなくていんだよ!!」
…そんなこと言って。
そうやって言われると、余計に気になってくるじゃないか。
「なんだよ!!!
おしえろぉ!!!!」
私は修平にじりじりと近づき、
修平のお腹のあたりへ手を伸ばした。
…そう。くすぐってやったぜ。
私ってば、ホント勇者。
「ちょ、お前なにやって…
アハハ!!!」
たぶん、いつもクールな修平が、
実はこちょこちょめちゃくちゃ効く
なんていうのは、
幼馴染の私ぐらいしか知らない。
「ごめんって!
教えるからやめろ!!!」
「とっとと教えればいいものを。」
私は苦しそうに笑う修平を解放し、
話を聞くことにした。