きっと恋、これは恋。
心の奥底の本音
部屋に入ると、私はすぐに布団にもぐった。
…純粋な私が好きっていう、修平が分かんない。
いや、修平からしたら、分かんないのは私のほうだよね。
なんであんなことしたんだろう。
そもそも、私って、なにがしたかったんだろう。
冷静になってみて?
修平はなにも悪くないのに、なんで私は逃げ出したりなんかしたわけだよ。
…やばい。
私ってば、いったいなんて大罪を犯してしまったんだ。
でも、そんなことは今さら考えたってもう遅くて。
修平に殺られる!
…そう思ったときだった。
ピーンポーン
心臓が止まるかと思った。
きっと、来たのは…
「おい、ひなた。」
「しゅ、修平…」
なにこの修羅場っぽい雰囲気。
おかしい。絶対。
私はどうすればいい?
…助けて。