きっと恋、これは恋。
私の後輩君
え、なにその顔。
超絶かわえええええええぇぇぇ!!!!!
私が一人で萌えていると、修平はこう言った。
「あいつに惚れたりすんなよ。
ひなたは俺のもの…だろ?」
ニヒルな笑みを浮かべる君にはなれたはずなのに。
私はいつまでもそれにドキドキしちゃうよ。
ほんとはどう思ってるのか、いまいち分かんないしね。
「あのさ」
急に後ろから聞こえてきた千穂ちゅぁんの声に振り向くと、
千穂はものすっごい笑顔で。
「教室の前でいちゃつくの、
ホントにやめてもらえないかな。」
…あ。
そういえば、ここ、
教室の前じゃん。
我に返って周りを見ると、
修平を見てキャーキャー言ってる人、
リア充爆ぜろという非リア人、
ニヤニヤしながらこちらを見る人。
…もう!!
「修平の、ばか。」
私はそれだけ言って教室のドアを壊れるほどに強く閉めた。