きっと恋、これは恋。
「…ごめんね?
イチャイチャの邪魔しちゃって」
「うっさい黙れ千穂!!!」
うわ…
私、今絶対顔真っ赤だよ。
恥ずかしすぎるよ。
修平ってば、ホントにふざけんな!!!
「丸山かーわいー」
「黙れ男子。」
いつも、こういうガヤに注意を入れるのは千穂。
まじお世話様です!!!
「いやいや、平井も可愛いですよー?」
平井って言うのは、千穂の名字。
確かに千穂も…
じゃなくて、千穂のほうが可愛いよね。
そこすごい納得。
「…んなわけ。」
そんでもって、今千穂のことを可愛いと言った男子。
千穂の好きな人。
名前は浅井潤。
「うーわ、勝手にやってろカップル。」
「「はぁ!!?
誰がこいつなんかと!!!」」
二人とも息ぴったりで、なんかもうほとんどカップルみたいな感じ。
お互い告白のタイミングを待ってる的な。
「はやく浅井に告れよ」
照れてる千穂は貴重だから、私はニヤニヤしながらからかう。
「なっ!!!
…ひなただって、はやく八田に告れば?」
いきなり話をこっちに振るのか。