きっと恋、これは恋。



___…あー、眠い。


なんで私って、こういつでも眠いんだろう。


最近授業中の定番が眠いってどうなのかな…


いつも寝てるはずなのに、おかしい。おかしすぎる。




_____________

トントン


…しばらくして、隣から机を叩かれた。



やば、寝ちゃってたか。


ちらっと隣を見ると、そこにあるのは大きな人。



…もしかして。


なんて考えていたときにはもう既に遅し。




「そんなに俺の授業はぐっすりと眠れるのか…!?」


「はい、先生の授業ではいつでもぐっすり…

 あああああごめんなさい!!ごめんなさい!!」




なんか、今年はついてないのかもしれない。


朝からいろいろあって眠いんだよ!!


ちょっとくらい眠らさせてよ!!!



「先生!!ちょっと静かに…」


「あ!!?」


「おやすみなさい…」


「お、い」



いやああああああぁあ


私の貴重な休み時間までがつぶれるぅぅ!!!!




そのあと私がどうなったかは言うまでもない。




なぜ千穂は起こしてくれなかったか!!?


席が遠い…

いやいや前の席にいるよ。


気づかなかった…

千穂が気づかないわけがない。



その答えは…


「は?
 なんで私があんたを起こさなきゃいけないのよ」



です!!!!涙





「で、す、よ、ね!!!」






ちょ、ガチで泣きそう…





< 63 / 269 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop