きっと恋、これは恋。



「最近千穂ちゃん冷たくないですかー?」


「黙れカス」



うっひょい


ひっどい!!!


もうほんとに、千穂ってば



「ツ・ン・デ・レ☆」



「殴られたいか、そうか。」




うわぁぁぁ


その微笑み、恐怖以外のなにものでもないぃぃ!!!!






千穂とは毎日こんな感じのやりとりしかしてない。



私はこういうツンデレ(ツンツン)の千穂が好きだから、これでいいと思ってるけど。






二人でわちゃわちゃしていると、


「ひなたー

 修平くんきたよー」





呼び出されたから一瞬、佐久間君かと思った…



私は急いで修平のもとへ向かう。


なんのようだろう…?




「ほいほい

 どーしましたかー?」


「お前その間抜け面どうにかしろよ」




…!!?


あって早々その一言!!??



私どんだけ変な顔してたの?



私が恥ずかしくなって顔を押さえていると、修平にその手をはがされた。





「ひなたはそれが、可愛いんだろ?」





周りの女子から、ものすっごいキャーキャー言う声が聞こえてくる。




…あー、うん。



今のは反則でしょ。




かっこよすぎた。







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