きっと恋、これは恋。
修平が、好き
今、
私たちは笑いながら会話をしていたけど。
今日の本題はこれじゃないんだ。
…別に忘れてなんかいないよ?
「…あのさ」
私はキッと前を向く。
佐久間君は、急にそんなことをしたから驚いているみたいだ。
…もうさっき決心したじゃん。
ちゃんと振るって決めたじゃん。
なのに…
なんでこんなに辛い気持ちになるんだろう。
心が揺れ動くとかではない。
私の好きな人は修平。
やけになって届いていた飲み物を一気に飲む。
よしっ!!!
自分に言い聞かせるように心の中で呟く。
「今日は、返事をするために佐久間君を呼んだの。」
すると佐久間君は
一瞬悲しそうな顔をして、
すぐに笑顔になる。
「…まぁ、大体予想はしてました。」