きっと恋、これは恋。



私は佐久間君に手を振り、その場を去った。




パッと後ろを振り向き、

佐久間君が見えなくなるときを待った。



完全に見えなくなると、私はケータイを取り出す。




一通の新着メールがあり、

開いてみる。



送信者には修平の名前。


そこにはただ一言。



"学校で待ってる"



とあった。






全速力で学校までの道のりを走る。




修平…修平…!!!




冬が近づき、冷たい風が私に向かってくる。



私はその流れに逆らって、


ただただ、走り続けた。








___________________




およそ2km弱の道を走り、


私は学校についた。




すると、



校門の前に、人の姿を見つけた。






「…修平。」




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