きっと恋、これは恋。
私は佐久間君に手を振り、その場を去った。
パッと後ろを振り向き、
佐久間君が見えなくなるときを待った。
完全に見えなくなると、私はケータイを取り出す。
一通の新着メールがあり、
開いてみる。
送信者には修平の名前。
そこにはただ一言。
"学校で待ってる"
とあった。
全速力で学校までの道のりを走る。
修平…修平…!!!
冬が近づき、冷たい風が私に向かってくる。
私はその流れに逆らって、
ただただ、走り続けた。
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およそ2km弱の道を走り、
私は学校についた。
すると、
校門の前に、人の姿を見つけた。
「…修平。」