きっと恋、これは恋。
叫ぶようにして言われたその言葉は、
誰もいない道に響くようだった。
「…そんなこと、考えてたの?」
「そんなことじゃ、ないし。」
修平は、プイッと拗ねたように顔をそらす。
「修平」
「なんだよ…ッ!!!」
私は、自分の方に向いた修平の顔を、
ぐいっと引き寄せ、
修平に、キスをした。
長く、長く
酸素がなくなるまで、深く
プハッ
やっとお互いの唇が離れ、
なくなりかけた酸素の補給を行う。
「ひなた」
名前の呼ばれた方を見て、
私はニッコリと笑って言った。
「私…
修平が、好き!!!!」