吸血鬼たちに甘く囁かれて*Second*
眼鏡を外した神河隼の目は獲物を捕らえるかのような目をしていた。


「イヴがお前の目的か」


今まで黙っていた棗が口を開いた。


「うん。そうだよ」


ニッコリと笑いながら神河隼は応えた。


笑った神河隼の顔は無邪気だった。


無邪気で冷たい笑顔。


< 12 / 26 >

この作品をシェア

pagetop