吸血鬼たちに甘く囁かれて*Second*
「佐野祈織……だっけ?」


彼女の名前が出た瞬間、生徒会の中の空気が変わった。


そんな中神河隼はふっ、と声を漏らし


「あの子普通に可愛いよね~」


一緒にいて楽しいし~、と続けて言う。


「何が言いたい」


棗が低く、冷たい声で神河隼に向かって言う。


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