吸血鬼たちに甘く囁かれて*Second*
「えっとそれはね。可愛い祈織ちゃんの顔を朝から見たいから登下校させてって棗に言ったからだよ」


いろいろとツッコミたいところはあったけど、


「別に登下校しなくても学校で顔なんて見れるじゃない」


「朝1番に見たいんだよ」


あたかも当然かのように答える影君。


「……」


そして影君のセリフに対して内心少し引いた私。


「とりあえず学校行こうか」


影君がキラキラのスマイルで言った。


「そ、そおね」


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