吸血鬼たちに甘く囁かれて*Second*
「ここが生徒会室だけど……何か用事でもあった?」


「ぁ、ぃ、いや…特にそういつ訳ではないんですが…少し気になって…」


生徒会室ってそんなに気になるかな?


普通の生徒は委員長でもない限りあまり生徒会室を利用することはない。


ましてや、転校してきたばかりの神河くんが生徒会室を気にする理由が分からない。


「あ……」


何かを思い出したかのように神河くんは私に話しかけた。


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