遥か彼方(短編)
「優子お待たせ!」
今日はドキドキの合コン当日。お気に入りのワンピースを着て、いつもより大人っぽいメイクをしてきた。
「葵ヤバい。あんた可愛すぎ…。」
優子、それはこっちのセリフだよ…。
優子はちょっとセクシーだけど、大人っぽい優子に合っている服装。
「ではでは、行きますか!」
私達は、カラオケボックスに行くことになった。
「お。今日の目玉が来たぞ!」
うわ。金髪。
部屋の中には金髪、メガネさん、イケメンくんの三人の男子が…。
「あ、自己紹介しよーぜ!」
金髪ノリノリ。
「はい!私は河上優子!高二でーす!」
優子もノリノリだった…。
「じゃ、次は俺ね!前田拓也。よろしくなぁ!」
金髪、拓也って言うんだ…。
「俺は、佐々木恭介。恭介でいいからな」
メガネさん、頭良さそう。
「……見崎…よろしく…」
イケメンくんは見崎さん。
「おーい!したの名前もいえよー。
あ、俺が言おうか?」
でた、金髪。
「…ちっ…。見崎遙。」
は、遙?女の子みたいな名前…。
「ほらっ!次は葵だよ!」
あ。忘れてた。
「えと、ま、まちゅもとでしっ!」
あっ!噛んだ…。
「まちゅもと?さん。もう一回いいかな?」
ヤバい。恥ずかしい…。
「松本葵です…。」
「優子ちゃん、葵ちゃんよろしく!」
恭介いい人だ……。