極妻
「………!」
後ろの五人は目を合わせて、クスリと笑った。
それはつまり、女として敵やない…って意味なん?ホンマのことやけど腹立つわぁ!!!?
ちゅうかこの人たちは、本気で朔夜が好きなんやろか?旦那さん、女こましな風貌しとるしな。
嫉妬、敵意、見下し、そんな六人の視線にさらされてると、気持ちが重くなってきた。
良好な関係を築くなんて、口だけでほんまはそんな気持ち、さらさらないことくらい分かる。
こんなんで、今日からやっていけるんやろか…。