病弱女子とお医者様
一生懸命作ってたら、
気づいたら6時近くになっていた。

料理は完成したし、あとは
葵と卓巳先生が来るのを待つだけ。

華「私たちよく頑張ったよね。」

 『フフッそうだね。』

なんか自画自賛してるみたい(笑)

まぁ、華らしいけどね。

華「そろそろ帰ってくるんじゃない?」

 『そうだといいんだけど…。』

華「絶対もうすぐ帰ってくるから。
  テレビ見て待ってよ?」

 『そうだね。』

きっと私の気を紛らわせるために
テレビを見ようと言ってくれたんだろう。

華は優しいから。

テレビを見ていたら、―ガチャッ

 『あっ帰ってきた。』

華「咲嬉しそうだね。」

 『だって嬉しいもん。
  葵~~~!!』

葵「咲ただいま。
  華ちゃんいらっしゃい。」

華「お邪魔してます。
  でも本当にいいんですか?
  あっ、それと卓巳おかえり。」

卓「ただいま華。
  お邪魔するね咲ちゃん。」

 『卓巳先生どうぞ。』

葵「いいんだよ。二人より
  四人のほうが楽しいしね。」
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