病弱女子とお医者様
ママ「あら、あーちゃん起きたの?
  さっきひなくんの泣き声だった
  っぽかったんだけど…。」

 『そうだけど、また日向葵寝ちゃった。
  そしたら、葵結が起きてたから
  連れてきたの。』

ママ「あら、そうだったのね。
  じゃあ、私はひなくん連れて
  来ようかな?」

 『そうだね、日向葵一人は可哀想。』

ママ「じゃあ、連れてくるわね。」

 『うん。よろしくね!』

ママはすぐに日向葵を抱っこして、
寝室から出てきた。

日向葵は、ママに抱っこされてても、
ぐっすり眠っていた。

ママ「本当にこの子たちはよく眠るのね。」

この子たち?そう思って見たら、
葵結も私の腕の中で眠っていた。

 『私もこんな感じだったの?』

ママ「そうね。ずっと寝てたわ。
  さすが親子!(笑)」

ママの言葉に笑ってしまった。

それからは、パパが帰ってきて、
二人をお風呂に入れて、また寝かせた。

すぐに寝てくれるから本当に助かる。

もしかしたら、この子たちに私の気持ち
わかるのかな?

そんなことをついつい思ってしまう。
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