病弱女子とお医者様
葵「咲。こんな所で寝てると風邪引くぞ」

あっ、寝ちゃってたんだ。
 『ごめんね。寝ちゃってて。
  葵おかえり。』

葵「ただいま。眠いのか?」

 『ううん。大丈夫。』

葵「そっか。じゃあ、昼御飯作るな?」
そう言うと、
葵はキッチンに行ってしまった。

はぁ。葵には申し訳ないな。
私が病弱なせいでいろいろやらせちゃって
それから、ずっと考え事してたら、

葵「咲。ご飯できたぞ。
  ボーッとしてどうかしたか?」

 『ううん。何でもないよ。』

葵「何でも無くはないだろ?
  ほら、言ってごらん?」

 『葵は仕事とかで忙しいのに、私の体が
  弱いせいでいろいろやらせちゃって
  申し訳ないなぁ、って思って。』

葵「俺は、大丈夫だから気にすんな。
  さっ、食べるぞ?」
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