恋京、古都、コト
「おーしみんな席つけー。」
歴史の赤山先生が言った。
「いやーほんま今日の歴史はみんな実感しやすいやろー。なんせ登場人物全員子孫がおるんやからな!」
そう言って私らのほうをみる。
「俺もあんな大恋愛してみたかったわー笑笑」
花輪「どういうこと?先生。
大恋愛って…?」
先生「何しらきっとんねん、花輪。
良かったな〜、お前。将来に結婚 する許婚がそばにおって。な、翼?」
花輪「…え?」
意味わかんない。なんで翼と結婚せなあかんの⁉︎なんでみんな知ってんの⁉︎
花輪「…先生、私早退します。ほな。」
私は教室を飛び出した。
後ろで先生と翼がなんか叫んでるけどもう知らん。お母さんにはよ確かめな。

私は校門をでて、地下鉄に乗らずにキツネ坂を下りた。京都タワーが見えるほどながめがいい。でも今はそれどころちゃう。朱色の鳥居をこえて私は家についた。
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