最初の一歩はこちらから ~似たもの同士のささやかな恋の始まり~
最初の一歩
そして、今。
目の前には、大好きな人。ケイちゃん。
ここは彼の部屋。
おあつらえ向きに、今日はクリスマスイブ。
家には私と彼の二人しかいない。
「ケイちゃん、おはよう」
分厚い遮光カーテンを開け、まだ眠っているケイちゃんのベッドの上によいしょと上る。
ベッドが大きくきしんだ。
「……え? マリちゃん?」
いとこ故、部屋で突然私の声がしても、ケイちゃんは驚かない。
けど、うっすら目を開けたケイちゃんは、次の瞬間に両目を見開き飛び起きた。
ちょこんと、ケイちゃんのベッドの上に正座する私、ケイちゃんの目にはどう映っただろう?
襟ぐりが大きく開いた丈の短い、キラキラと光沢のあるワインレッドのワンピース。
頭には大きなリボン。
ストッキングは履いてこなかった。
目の前には、大好きな人。ケイちゃん。
ここは彼の部屋。
おあつらえ向きに、今日はクリスマスイブ。
家には私と彼の二人しかいない。
「ケイちゃん、おはよう」
分厚い遮光カーテンを開け、まだ眠っているケイちゃんのベッドの上によいしょと上る。
ベッドが大きくきしんだ。
「……え? マリちゃん?」
いとこ故、部屋で突然私の声がしても、ケイちゃんは驚かない。
けど、うっすら目を開けたケイちゃんは、次の瞬間に両目を見開き飛び起きた。
ちょこんと、ケイちゃんのベッドの上に正座する私、ケイちゃんの目にはどう映っただろう?
襟ぐりが大きく開いた丈の短い、キラキラと光沢のあるワインレッドのワンピース。
頭には大きなリボン。
ストッキングは履いてこなかった。