好きなんかじゃない。

嫉妬 *智也side*



〜智也side〜


「おはよ、智也」




この声は祐希か





「祐希、今日遅かったじゃん」



俺は眠たくて

机にうつぶせのまま会話をする



「いや〜ちょっと

お兄さんには言えないかな〜」




「は?なんのことだよ」



「今日俺、遥ちゃんと一緒に

登校して来たんだよね〜」



「は!?」



俺は勢いよく上体を飛び起こした




「ちょ、お前びっくりしすぎ」


祐希はいつもの

軽いノリ口調で話すけど

俺はそれどころではない



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