captive of the kiss
私が何かを欲するような目を
表情を…じっと見られている。

「亜希…口あけてみ…あぁん…。」

促されるように口をあける。

力なく開いた唇に…
唇が優しく重なった。

さっきまでも…たくさん
キスしたのに…まだ欲しくなる。

車のドアの窓ガラスに
私の頭があたって
ほんの少しだけ強引だった。

舌と舌が絡むときには
私は…もうとろけている。

私は…やっぱり…もう
虜になってる。

そっと唇が離れる瞬間も
またキスしたくなって…じっと
見つめてまう…。

顎をそっと触れていた右手が
私の左手を握ってくれて
ゆびも絡まった。

唇にまたキスされて…耳…
首筋…鎖骨に…キスされて

全部が熱くなってく…。
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